ミラノサローネ2026で訪れた、ルイ・ヴィトンの展示。会場は、中庭を回廊が囲む古い邸宅でした。
石のアーチと高い天井。その器にはほとんど手を加えず、中庭の床を大きな幾何学のグラフィックで覆い、部屋ごとに色と光の温度を変えていく。歩く順番と、目に入る順番を組み立てることで、ひとつの物語をつくっていました。
部屋から部屋へ移るたびに、気持ちが切り替わる。建築でいえば、シークエンスの設計です。住まいでも、玄関からリビングに入るまでの数歩をどう見せるかで、家の印象は大きく変わります。










デザインするのは、モノではなく、そこで過ごす時間。建築の仕事も、きっと同じです。