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MILAN SALONE 2026

ルイ・ヴィトン | 体験を​デザインすると​いう​こと

2026年4月

ミラノサローネ2026で​訪れた、​ルイ・ヴィトンの​展示。​会場は、​中庭を​回廊が​囲む​古い​邸宅でした。

石の​アーチと​高い​天井。​その​器には​ほとんど​手を​加えず、​中庭の​床を​大きな​幾何学の​グラフィックで​覆い、​部屋ごとに​色と​光の​温度を​変えていく。​歩く​順番と、​目に​入る​順番を​組み立てる​ことで、​ひとつの​物語を​つくっていました。

部屋から​部屋へ​移る​たびに、​気持ちが​切り​替わる。​建築で​いえば、​シークエンスの​設計です。​住まいでも、​玄関から​リビングに​入るまでの​数歩を​どう​見せるかで、​家の​印象は​大きく​変わります。

入口の中庭
入口の中庭中庭の床一面を、幾何学の模様で覆う。古い建物が、足を踏み入れた瞬間にブランドの世界へ切り替わります。
赤で包む
赤で包む床も什器も、同じ赤。色を一つに絞ると、空間そのものが記憶に残ります。
階段室に舞う鳥
階段室に舞う鳥螺旋階段の吹き抜けに、光をまとった鳥のオブジェ。上り下りする時間まで、展示の一部になっていました。
光を絞った通路
光を絞った通路天井を低く抑え、明かりを絞った長い通路。次の部屋への期待が、自然と高まります。
古い邸宅に、新しい色
古い邸宅に、新しい色装飾の残る室内に、オレンジと紺の家具。新しいものと古いものが、互いを引き立てていました。
素材の手ざわり
素材の手ざわり寄木の木と、革。光の当て方ひとつで、素材の表情はここまで変わります。
一室を一つの作品に
一室を一つの作品に壁のテキスタイル、鏡、スツールまで、色と質感をそろえる。家具ではなく、部屋全体で見せていました。
食卓という風景
食卓という風景花、器、光。家具そのものより、そこで過ごす時間を見せる展示でした。
積み重ねてきたもの
積み重ねてきたもの古い広告のグラフィック。長い時間をかけて育ててきた世界観の強さを感じます。
見上げる景色
見上げる景色最後にもう一度見上げた吹き抜け。訪れた人の記憶に残るのは、こうした一瞬なのだと思います。

デザインするのは、​モノではなく、​そこで​過ごす時間。​建築の​仕事も、​きっと​同じです。

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